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兵庫県丹波市・上新庄式三番叟を見てきました

既に1月以上前の話なのですが、10月8日(土)夜20時から兵庫県丹波市氷上町上新庄の天満神社で催された「上新庄式三番叟」を拝見しましたので、そのレポートをこちらに残しておきます。長くなりましたので、3回か4回に分けて紹介いたします。

「上新庄式三番叟」は、能楽で最も神聖視される《翁》と同じ系統の神事芸能です。

以下のレポートは細かく調査したわけではなく、当日の上演の時間に参って拝見しただけの印象記なので、誤っている点があればご指摘いただければ幸いです。

神社とその様子

丹波市上新庄天満神社兵庫県丹波市上新庄・天満神社とその周辺(GoogleMapより)

私が参ったのは天満神社の宵宮です。翌日の朝からが本祭なので、本来であればそちらに参るべきなのですが、残念ながら都合がつかず、宵宮の式三番叟だけを拝見しました。

当日は断続的に、時間によってはかなり激しく雨が降った日で、式三番叟が実際に奉納されるのか不安ではあったのですが、夕方からは雨降りも収まったので車で向かいました。

到着は19時半ごろ。神社は丹波市立西小学校のすぐ隣でした。神社の鳥居前に駐車場があったので、車はそこに駐めましたが、私のほかに車は2台ほど。すでに周囲は真っ暗でしたし、正直不安に感じました。

しかし、鳥居には提灯が掲げられており、煌々とあたりを照らしているので、どうやら今日は予定通り祭は行われるようです。それでも小心者のため、鳥居前でしばらく逡巡していると、地域の人が徒歩で少しずつ集まってきます。ここでようやく安心して、その人たちを追いかけるように神社へと入りました。

丹波市上新庄・天満神社

鳥居の奥の石段を進むと、少し上がったところには立ちふさがるように大きな建物。これが舞殿で、参詣道の石段は舞殿の前で左に折れ、まわり込むように続いていました。

まわり込んだところが神社の庭で、すでに数多くの人がいました。皆さん地域の方らしく、挨拶を交わし、本殿から順番に境内摂社を参拝。どうやら決まった順番があるようです。

舞殿の舞台上には、式三番叟の衣装を身に付けた出演者たちが、家族らしい人から写真撮影されていたり、全体的には和やかなのですが、スーツで決めた氏子代表らしい人もおり、地域の晴れの場なのだと感じさせられました。私は地域の方には邪魔にならぬよう、本殿の外れから斜めに舞殿を見るような位置から拝見しました。

上新庄式三番叟・開演前の様子

(続く)

続きの記事
兵庫県丹波市・上新庄式三番叟の構成
兵庫県丹波市・上新庄式三番叟の進行
兵庫県丹波市・上新庄式三番叟に感じた「祈り」

この記事を書いた人

朝原広基

「能楽と郷土を知る会」会員。ネットを中心に「柏木ゆげひ」名義も使用。兵庫県三田市出身・在住。大学の部活動で能&狂言に出会ってから虜となる。能楽からの視点で、歴史の掘り起こしをライフワークにすべく活動中。詳細は[プロフィール]をご覧ください。

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