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三田屋本店 有馬能楽堂公演に行ってきました。

「お殿さまが見た狂言」が終了して1週間。清算も終わり、報告書もほぼ書き上げ、公演の本当の終了が見え始めました。

その自分へのご褒美?にとっておきの催しがあり、行ってきました。「お殿さまが見た狂言」にもご協賛いただきましたステーキレストラン「三田屋本店」内にある能舞台「有馬能楽堂」での能公演です。

席にはレストラン席と桟敷席があるのですが、今回私はレストラン席でした。

まずは17時30分からの食事。

三田屋本店さんのハムを玉ねぎとドレッシングでいただき、その後にヘレステーキ(ロブスターコースもあるようです)。もうこれが最高!

普段からそう食にこだわりがある方ではない(むしろ貧しい食生活のはず)のですが、本当に! おいしかったです。「全身が喜ぶ」という言葉は、こんな時に使うのでしょうね。

お酒もいただいて、すでにこの時点で、果たして能をちゃんと見られるだろうかと心配になるほどの満足度でした。

三田屋本店 ハム

三田屋本店 ヘレステーキ

食事が終わってから少し余裕があって。19時から能が開演。開演に先立って、和太鼓による触れの演奏があり、かがり火に火がともされて、風情は最高。演目は大槻文蔵さんの能《小鍛冶-白頭》でした。

もう、これは非日常の極みです。古くから人の感覚のことを「五感」といいますが、食事で味覚と嗅覚が喜び、そして能で視覚と聴覚が喜ぶ。私は能と狂言は結局、娯楽だと考えていますが、その娯楽に対して全身を包むような演出。「起きて見る夢」を見ていた感覚でした。

これぞ贅沢。

あまりに楽しくて、自分がお大尽にでもなったかのような勘違いをしてしまいそうなほどでした。

ちょっと病み付きになるかも。

今年はまだ来月の8月7日(日)に茂山正邦さんの狂言《文蔵》と、茂山七五三さんの狂言《濯ぎ川》、再来月の9月4日(日)に片山九郎右衛門さんの能《船弁慶》が予定されています。詳細は公式ページを御覧下さい

この記事を読んでらっしゃる方も是非とも非日常の極みを体感してくださいね。

この記事を書いた人

朝原広基

「能楽と郷土を知る会」会員。ネットを中心に「柏木ゆげひ」名義も使用。兵庫県三田市出身・在住。大学の部活動で能&狂言に出会ってから虜となる。能楽からの視点で、歴史の掘り起こしをライフワークにすべく活動中。詳細は[プロフィール]をご覧ください。

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