深草少将の霊が、小野小町の成仏を妨げんと現れる執心《通小町》 第40回能のことばを読んでみる会
日本の伝統芸能「能」のことば(詞章、謡曲とも)は、和歌や漢詩・歴史など古典文化の宝庫です。でも「難しそう」と能が好きな人でも、「なんとなく」としか分かっていないことも、意外に多いのではないでしょうか。でも、それは「もったいない」と思いませんか?
「能のことばを読んでみる会」は3か月に1回、テーマ曲を定め、一緒にことばを読みながら、能の内容に一歩踏み込み、楽しむポイントを増やすことを目指す会です。
主催者は責任を以て、様々な話題を提供しますが、参加者の皆さんも一緒に読む中で感じたこと、能を見たり、稽古したりする際の、より深く楽しむ「きっかけ」となることを目的に開催しています。
40回目に取り上げる能は、小町への百夜通いの果てに死んだ深草少将の霊が、小町の成仏を妨げようと現れる執心の能《通小町(かよいこまち)》です。
「さらば煩悩の犬となって 打たるると離れじ」
一夏の修行を送る僧のもとに現れた女は、小野小町の化身を名乗り、成仏を願う。僧が小町を弔っていると、小町の霊とともに、背後から近づく男の霊が……。
『古今和歌集』仮名序で、取り上げられた6人の歌人の中で、唯一の女性であった小野小町は、後に絶世の美女ともされ、様々な伝説が作られていきます。その一つが、深草の少将と呼ばれる貴公子による百夜通いの物語。能でも、その百夜通いを再現する後半部は、生き生きした動きが多く、見どころとなっています。今回は言葉を中心に読み込んでいこうと思います。
詳細
第40回「能のことばを読んでみる会」《通小町》
【日時】
令和6年(2024年)6月30日(日)18時~(2時間を予定)
【会場】
会場:芦屋能舞台(兵庫県芦屋市松ノ内町10-16) →Googleマップ
[阪急電鉄神戸線「芦屋川」駅から東へ3分 JR神戸線「芦屋」駅から北へ10分]
参加費:1,000円
【主催】
能楽と郷土を知る会
【申込・問合先】
能楽と郷土を知る会
TEL 090-3969-1608(朝原)
メール info@nohgaku-kyodo.com
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6月30日の参加を希望します。
岡崎晋様 いつもありがとうございます。6月30日、受付させていただきます。何卒よろしくお願い申し上げます。