第10回九鬼茶会
こんにちは! 能楽と郷土を知る会の吉川です。令和元年6月1日(土)の朝、爽やかに晴れた三田のまちを歩きつつ、ふたたび旧九鬼家住宅資料館を訪れました(^^)
去る平成31年3月31日、弊会主催の「ひなまつり五人ばやしコンサート」でお世話になって以来の訪れです。(当日のコンサートの様子はこちら)
今回で10回を数える、毎年恒例の「九鬼茶会」、朝10時からたくさんの方々が集まっておられました。「お茶が大好き!」のオーラ全開の華やかさで賑々しく待合を過ごしました。
旧九鬼家住宅の館長・池田洋介さんによる、裏千家と九鬼家とのつながりと歴史的背景についての解説を聞きながら、これから案内される茶会へのワクワクが高まります。
いよいよ茶室へ。お軸はこの日の茶会のために書かれた「和心用一体」。
亭主と正客のお話しも和やかに、大寄せで皆さんと菓子と抹茶をいただきました。
三田の和菓子屋さんと言えば、やはり西村清月堂さんです。ピカピカと光るようなみずみずしい葉をかたどった上に、透明な雫があしらわれていました。感嘆の声が静かに広がります。ご銘は「清音(せいおん)」。
その後、お道具の数々を見せていただき、皆さんととても楽しい時間を過ごさせていただきました
この日、裏千家前家元鵬雲斎大宗匠が先だってお見えになっていて、私たちにお声をかけてくださいました。九鬼家と深いつながりがあるとのことで、そのお話も聞かせてくださり、皆さん熱心に耳を傾けておられました。
「長く待たれましたね。さぁさどうぞお入りなさい」と、優しく手を広げて促されたお姿が強く印象に残っています。
お茶会は朝10時から先着100名とのことで、私が場を後にするときにも、続々と次のお席を待つ方が来られます。中にはもちろん小学生たちも!和気藹々と皆さんでお茶をいただける幸せを、私もここ旧九鬼家住宅で、これからたくさん感じていけたらと思います。