カテゴリー三田の歴史と能楽
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創作狂言《くわばら》制作中
現在、兵庫県三田市に伝わる民話を元にした創作狂言《くわばら》の制作を進めています。
令和2年6月5日の夜、狂言方大蔵流・善竹忠重先生のお稽古場にて、先生の立ち合いのもと、出演予定の善竹忠亮さん以下、ご一門の若手の方々と、能楽と郷土を知る会の朝原が集まって、初めての読み稽古。
広いお稽古場にたったの5人。コロナ感染防止対策として、窓を空けていたために、近くを通る電車の通過音が少々やかましく、マスクをしたままで、となりました。
ですが、実際の演者の方々に言葉を読んでいただいたり、各場面について話し合っている間に、登場人物のイメージが具体的に見えてきて、演出なども大まかに決まりました。
予定通り進めば、三田で秋に初披露の予定です♪
狂言を新作することで、古典が見えてくる
狂言を新作する場に関わらせていただく機会は初めてです。
どんな要素が狂言を狂言たらしめているのかを考えつつ、さらに、古典演目の言葉や演出がどれだけ練られたものなのか、改めて感じるきっかけにもなっています。
基本的に笑劇ですから、どうしたら面白くなるのか考えるのが単純に楽しくもあります。
古典という優れた参考資料が豊富なのが、本当にありがたいこと。
少しずつ形になっていくことが楽しいです。
元になった民話
元になった民話については以前、「『くわばら』の語源かも 雷除けのお寺・欣勝寺」として、記させていただきました。