お殿さまが見た狂言 平成28年7月3日

お殿さまが見た狂言

ちょっとだけ「お殿様気分」で、日本伝統の喜劇「狂言」を楽しんでみませんか?

江戸時代、現在の兵庫県三田市の地域は「三田藩」として大名・九鬼家に治められていました。

今から約200年前、江戸時代も後半に入った文政2年(1819)のお話です。八代目の三田藩主をつとめた九鬼隆邑(たかむら)が90歳になりました。さすがに既に隠居した身ではあるのですが、歴代の藩主の中でも最年長。隆邑より前の九鬼家のお殿さまには早死の方が多かったこともあって、三田藩をあげてお祝いすることになりました。その一環で、隆邑の孫で十代目の三田藩主だった九鬼隆国(たかくに)が自らも出演して、二日間に渡る能と狂言の上演を盛大に行なったのでした。

その時の記録から三田ゆかりの狂言《末広かり》《千鳥》を上演して、三田藩の歴史に思いを馳せる機会をします。

※この催しは終了しました。」→公演レポートがございますので、ご覧ください。

開催概要

さとのね七夕フェスティバル参加事業

日時:平成28年7月3日(日)14時~(開場13時30分)
会場:三田市総合文化センター(郷の音ホール)小ホール
主催:能楽と郷土を知る会
共催:三田市総合文化センター郷の音ホール
協賛:株式会社三田屋本店
後援:三田市 三田市教育委員会 三田市文化協会 ハニーFM サンテレビジョン 神戸新聞社

プログラム

解説「狂言と三田のお殿さま」」

大蔵流狂言《末広かり(すえひろがり)

ある果報者(お金持ち)が家来の太郎冠者に、お客へのおみやげにする「末広がり」を買ってくるよう命じます。でも、この太郎冠者、末広がりがどんなものか知らなくて…。

出演 果報者:善竹忠重 太郎冠者:牟田素之 都人:善竹忠亮

休憩15分」

大蔵流狂言《千鳥(ちどり)

主人から酒を求めて来いと命じられた太郎冠者。しかし長く支払いをしていないので、酒屋はしぶって売ってくれません。太郎冠者の必死の工夫が始まります!

出演 太郎冠者:尾鍋智史 主:善竹忠亮 酒屋:岡村和彦

チケット代

一般:1,000円(当日1,500円)
学生:700円(当日1,000円)

※前売完売の場合、当日券の販売はいたしません
※学生券の対象は小学生~高校生です
※学生券での入場時に学生証の提示をお願いすることがございます

チケット取り扱い

郷の音ホールチケットセンター 079-559-8101 http://sanda-bunka.jp/
Peatix(オンラインチケット) http://otonosama-kyogen.peatix.com/

会場地図

郷の音ホール地図

郷の音ホール(三田市総合文化センター)小ホール
〒669-1531 兵庫県三田市天神1丁目3-1

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鉄道
JR宝塚線・神戸電鉄「三田」駅下車徒歩12分
自動車
中国自動車道「神戸三田」ICより約10分
バス
神姫バス「総合文化センター」下車すぐ ※「総合文化センター」通過のバスはあまり多くありません

マンガ「三田のお殿さまと能・狂言」

先に書きました文政2年(1819)に能と狂言が上演されたお話を漫画家の富士山みえるさんにマンガにしていただきました。ご覧ください。

三田のお殿さまと能・狂言その1三田のお殿さまと能・狂言その2

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