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【備忘録】ボランティア活動等行事保険への加入

兵庫県ボランティア活動等行事保険

いよいよ「さんだ狂言子ども教室」の開催が25日に迫ってきました。

初めての開催だけに、運営としても手探り状態なのですが、友人から受けたアドバイスに「ボランティア保険には加入しておいた方が良い」ということがありました。

今まで1日だけの講座や公演を開催したことはありますが、今回は全9回という回数が多く、特に参加者が小中学生という低年齢層向けの催しであるだけに、安全管理はきっちりしたいし、もし何かあった場合の保証として、保険に加入することにしました。

しかし「さんだ狂言子ども教室」はいわゆる「ボランティア活動」ではありません。参加者からは全9回で3,000円という参加費を徴収して行っています。それで加入が可能なのかどうか。

とはいえ、分からないことを会の内部で考えていても仕方ありません。前回のゆうちょ銀行口座の開設同様、窓口になっている市の社会福祉協議会でお尋ねしてみたところ、あっさり「できますよ」とのこと。

以下、備忘録を兼ねてメモをしておきます。

「兵庫県ボランティア活動等行事保険」の必要書類

今回、能楽と郷土を知る会で加入した「兵庫県ボランティア活動等行事保険」ですが、社会福祉協議会の窓口でもらった説明書きによると

この保険は、日本国内において「ボランティアグループやNPO法人などの市民活動団体」や「社会福祉協議会の会員団体」が主催者となる行事活動中の、ボランティアスタッフや参加者のケガおよび、主催者が法律上の賠償責任を負った場合に備えて加入いただくためのものです。

とのことでした。「能楽と郷土を知る会」は市民活動団体にあたりますが、法人格は持っていないので、活動の実態を証明する書類もあわせて提出する必要があります。そのため必要書類は以下の通りとなりました。

(1)兵庫県ボランティア活動等行事用保険開催連絡票
(2)保険料振込用紙
(3)加入者リスト
(4)団体規約
(5)団体の設立年月日が確認できる書類
(6)団体の活動実績が分かる資料

(1)と(2)は社会福祉協議会の窓口でもらえますので、必要事項を記載するだけです。(2)はゆうちょ銀行の振込用紙になっていますので、(1)に記載した金額の合計額を振り込み、その振込証明書のコピーを提出する形になります。

(3)については形式自由ですが、氏名・住所・電話番号が保険加入の人数分記されたものが必要です。私はExcelで作ったものを印刷して提出しました。

なお、今回「能楽と郷土を知る会」で加入した「宿泊を伴わない1日行事」(それを9日間分申し込みました)の場合は、(3)は必須ではありません。しかし提出しなかった場合、行事に参加中のみが保険の対象になるのに対して、提出すると、掲載の住所から会場までの移動中も保険の対象になるため、今回は提出することにしました。

(4)・(5)・(6)は先に記した、活動の実態を証明する書類となります。これは2度目からの申請の場合は、要らないか、簡略で済むらしいのですが…これはほぼ「ゆうちょ銀行口座の開設」の際の資料を使いまわしました。

具体的には(5)の設立年月日は(4)の団体規約の中に記載しているので、それで兼用。(6)の活動実績資料としては、過去の催しの際のチラシと活動の様子を取材された新聞記事のコピー、このウェブサイトの「過去の活動実績」ページを印刷したもので受理されました。

この手の書類は、公的なものと関わる場合はまず求められるものなので、団体で活動していく場合は、普段から作っておくと便利そうですね。

これらを社会福祉協議会に提出したうえで、確認印を押された(1)と(2)のコピー・(3)を封筒に入れて、県の社会福祉協議会へ郵送すれば終わりです。

以上、ボランティア保険に加入する際の際の必要書類でした。これは2018年7月現在の兵庫県での形ですから、年度によって、また都道府県によって手続きは一部異なる部分もあるでしょうが、大まかな部分は共通のはずですので、参考にしていただければ幸いです。

ボランティア活動等行事保険に入る際には、事前に一度、窓口となっている市町村の社会福祉協議会で相談をした上で、準備するのが一番スムーズに進むかと思います。

この記事を書いた人

朝原広基

「能楽と郷土を知る会」代表。ネットを中心に「柏木ゆげひ」名義も使用。兵庫県三田市出身・在住。大学の部活動で能&狂言に出会ってから虜となる。能楽からの視点で、歴史の掘り起こしをライフワークにすべく活動中。詳細は[プロフィール]をご覧ください。

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