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有馬温泉ゆかりの番外曲(廃曲)《鼓の瀧》 第30回能のことばを読んでみる会

20220402能のことばを読んでみる会《鼓の瀧》

3か月に1回催しております「能のことばを読んでみる会」。

「能のことばを読んでみる会」は、日本の伝統芸能である「能」の演目を一つとりあげ、一緒に、そのことば(詞章)を読むことで、能の内容に一歩踏み込むことを目指す、気楽な勉強会です。

日本の伝統芸能「能」のことば(詞章、謡曲とも)は日本文化の宝庫です。でも、なんだか難しそうで、能が好きな人でも「なんとなく」としか分かっていないことも、意外に多いのではないでしょうか。

主催者の私も同じです。この会をするようになってから、普段どれだけ能のことばを「なんとなく」読んでしまっていることか、感じることばかりです。

でも、それは「もったいない」と思いませんか? 主催者は責任をもっていろいろ話題を提供しますが、参加者の皆さんも一緒に読む中で感じたこと、能を見たり、稽古したりする際の、より深く楽しむ”きっかけ”にできることを目的に開催しています。


30回目のテーマ曲は《鼓の瀧(つづみのたき)》。現在も名所として知られる有馬温泉の「鼓ヶ滝」を舞台とした能の古曲です。

世阿弥の芸談をまとめた『申楽談儀』にも、謡い方の注意が記されているなど、由緒のある演目ですが、現在、残念ながら、能としての上演は行われていない「番外曲(廃曲)」となっています。

しかし、有馬山の夜桜を謡い上げた部分(サシ・クセ)のみは、奥伝の謡い物「乱曲(流儀により曲舞とも)」として伝承されています。能としての上演は絶えても、一部のみとはいえ、謡が大切に伝承されているのは、その内容の良さ、質の高さの何よりの証拠ではないかと思っています。

昨年12月、有馬に近い、私の地元・兵庫県三田市(旧・摂津国有馬郡)にて開催した「能楽と郷土を知る会公演」において、能楽師シテ方観世流・山中雅志氏ほかの皆様によって、素謡形式での試演も行いましたが、より理解を深めるため、また「能のことばを読んでみる会」30 回目の自祝も兼ねて、読んでみます。

詳細

第30回「能のことばを読んでみる会」番外曲《鼓の瀧》

日時:令和4年(2022年)4月2日(土)18時~(2時間を予定)

会場:芦屋能舞台(兵庫県芦屋市松ノ内町10-16) →Googleマップ
[阪急電鉄神戸線「芦屋川」駅から東へ3分 JR神戸線「芦屋」駅から北へ10分]

参加費:1,000円

主催:能楽と郷土を知る会

申込・問合先:能楽と郷土を知る会のお問い合わせフォームのほか、朝原個人のTwitter・facebookでも受け付けています。

この記事を書いた人

朝原広基

「能楽と郷土を知る会」会員。ネットを中心に「柏木ゆげひ」名義も使用。兵庫県三田市出身・在住。大学の部活動で能&狂言に出会ってから虜となる。能楽からの視点で、歴史の掘り起こしをライフワークにすべく活動中。詳細は[プロフィール]をご覧ください。

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