第29回能楽フォーラム 近代の演能空間(1)-能楽堂の時代-
能楽学会では、関西例会として毎年2回「能楽フォーラム」を開催しています。「能楽と郷土を知る会」の朝原も能楽学会に参加してから、都合がつく範囲でお手伝いに参っております。
「学会」の響きから、研究者だけの会と思われがちですが、決してそうではなく、研究者を主体としつつも、演者(能楽師)や愛好者・観客を含めたテーマを扱っています。また、関西での開催されることから、関西に関わるテーマが選ばれる傾向もあります。
今年度は12月23日(土・祝)に灘高等学校大講義室にて、「近代の演能空間(1)-能楽堂の時代-」と題して開催されます。
現在、能や狂言が主に上演される「能楽堂」は、建物の中に能舞台がすっぽり入ったものですが、実は明治時代、近代に入ってから生まれた様式です。その能楽堂や、もう少し広げて能や謡が演じられる空間について、講演・報告・パネルディスカッションが行われます。京都や神戸の様相についての報告もありますよ。
詳細
第29回能楽フォーラム 近代の演能空間(1)-能楽堂の時代-
日時:2017年12月23日(土・祝)13時~17時(開場12時30分)
会場:灘高等学校大講義室(神戸市東灘区 →GoogleMAP)
JR神戸線「住吉」駅下車 東へ徒歩約10分
阪神電鉄「魚崎」駅下車 北へ徒歩約15分
第1部【基調講演】
「演能空間から劇場建築へ-近代世界の中の能楽堂-」
奥冨利幸氏(近畿大学教授) 司会:中嶋謙昌氏(灘高等学校教諭)
第2部【報告】
「明治・大正期の京都における素謡の場」
中尾薫氏(大阪大学准教授)
「近代神戸の演能空間―上田隆一の能楽普及活動を中心に―」
大山範子氏(神戸女子大学古典芸能研究センター非常勤研究員)
【パネルディスカッション】
奥冨利幸氏・中尾薫氏・大山範子氏・中嶋謙昌氏
参加費:500円(資料代) ※能楽学会会員は無料
問合せ:灘高等学校(代表)
電話078-411-7234 担当=中嶋(なかしま)
◎事前申し込み不要。どなたでもご参加頂けます。