弁慶と牛若丸(源義経)出会いの物語 第16回能のことばを読んでみる会《橋弁慶》
「能楽と郷土を知る会」代表の朝原が、3か月に1回催しております「能のことばを読んでみる会」、次回のお知らせです。
「能のことばを読んでみる会」は、日本の伝統芸能である「能」の演目を一つとりあげ、お菓子を食べながら、一緒に、そのことば(詞章)を読むことで、能の内容に一歩踏み込むことを目指す、気楽な勉強会です。
伝統芸能の「能」の言葉は、日本文化の宝庫です。でも、なんだか難しそうで、能が好きな人でも「なんとなく」としか分かっていないことも、意外に多いのではないでしょうか。
主催者の私も同じです。この会をするようになってから、普段どれだけ能のことばを「なんとなく」読んでしまっていることか、感じることばかりです。
でも、それは「もったいない」と思いませんか? 主催者は責任をもっていろいろ話題を提供しますが、参加者の皆さんも一緒に読む中で感じたこと、思ったことなどを話しながら、より能を楽しむきっかけにできることを目的に行っています。
16回目となる今回のテーマ曲は《橋弁慶(はしべんけい)》。京都・五条大橋で、後の日本史上の英雄・源義経こと牛若丸と、その右腕として大活躍を見せる武蔵坊弁慶の出会いを描いた能です。
そのお話自体は有名なのですが、一般的に知られたお話と、能で謡われる内容には違いもあって…さらに能でも、なかなか上演されない別バージョンもあって。なかなか読み応えのありそうな演目です。
なお、今回の本文には宝生流の謡本を使わせていただきます。そのうえで、ほかの流派の謡本と比較したり、間狂言のことばにも触れたりしていくつもりです。
会場は京都・三条京阪の近く分の東山いきいき市民活動センター1階101会議室です。当日のお越し、お待ちしております。
詳細
第16回「能のことばを読んでみる会」《橋弁慶》
日時:2017年11月25日(土)17時30分~(2時間を予定)
会場:東山いきいき市民活動センター1階101会議室(京都市東山区三条通大橋東入2丁目下る巽町442番地の9 →Googleマップ)
会費:800円(会場費・資料代・お菓子代として)
主催:能のことばを読んでみる会 朝原広基(柏木ゆげひ)
申込・問合先:能楽と郷土を知る会のお問い合わせフォームのほか、朝原個人のTwitter・facebookでも受け付けています。