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一途な恋心を、扇にからめて描き出す《班女》 第35回能のことばを読んでみる会

20230716能のことばを読んでみる会チラシ《班女》

7月16日(日)18時~の「能のことばを読んでみる会《班女》」は、お申し込み人数が会場の入場可能な上限に達したため、受付を終了させていただきます。多くの方のお申し込み、ありがとうございました。

なお、次回の開催は10月21日(土)18時~、会場は今回と同じ芦屋能舞台、テーマ曲は《蝉丸》を予定しております。何卒よろしくお願い申し上げます。

日本の伝統芸能「能」のことば(詞章、謡曲とも)は、和歌や漢詩・歴史など古典文化の宝庫です。でも「難しそう」と能が好きな人でも、「なんとなく」としか分かっていないことも、意外に多いのではないでしょうか。でも、それは「もったいない」と思いませんか?

「能のことばを読んでみる会」は3か月に1回、テーマ曲を定め、一緒にことばを読みながら、能の内容に一歩踏み込み、楽しむポイントを増やすことを目指す会です。

主催者は責任を以て、様々な話題を提供しますが、参加者の皆さんも一緒に読む中で感じたこと、能を見たり、稽古したりする際の、より深く楽しむ「きっかけ」となることを目的に開催しています。


35回目の今回、取り上げる能は、遊女・花子の一途な恋心を、扇にからめて描き出す能《班女》です。

美濃国野上宿の遊女・花子は、かつて宿場を訪れた吉田少将と契りを交わして以来、形見の扇を弄ってばかりの日々を過ごしていた。見かねた宿の長者は彼女を宿場から追放し、花子は流浪の身となってしまう……。

世阿弥作とされる能のひとつですが、幽霊を主人公とした能ではなく、現実の人間を主人公にした能となっています。

詳細

第35回「能のことばを読んでみる会」《班女》

【日時】
令和5年(2023年)7月16日(日)18時~(2時間を予定)

【会場】
会場:芦屋能舞台(兵庫県芦屋市松ノ内町10-16) →Googleマップ
[阪急電鉄神戸線「芦屋川」駅から東へ3分 JR神戸線「芦屋」駅から北へ10分]

参加費:1,000円

【主催】
能楽と郷土を知る会

【申込・問合先】
能楽と郷土を知る会
TEL 090-3969-1608(朝原)
メール info@nohgaku-kyodo.com
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この記事を書いた人

朝原広基

「能楽と郷土を知る会」代表。ネットを中心に「柏木ゆげひ」名義も使用。兵庫県三田市出身・在住。大学の部活動で能&狂言に出会ってから虜となる。能楽からの視点で、歴史の掘り起こしをライフワークにすべく活動中。詳細は[プロフィール]をご覧ください。

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