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奈良県立図書情報館「観世流能『国栖』を楽しむための鑑賞前講座」の様子が放送に
令和3年3月13日(土)に、奈良県立図書情報館にて、能楽師大鼓方・森山泰幸さんと一緒に、「能楽と郷土を知る会」の朝原が担当させていただいた「観世流能『国栖』を楽しむ鑑賞前講座」が、奈良県庁の広報ニュース「県政フラッシュ」で紹介されていましたので、お知らせさせていただきます。
動画の1:27からの部分です。
奈良市の県立図書情報館では、3月27日に上演される観世流能《国栖》をより楽しむための鑑賞前講座を開きました。
この講座は奈良が発祥とされる能楽に親しむきっかけになる、《国栖》の上演を前に予習を行い、当日の鑑賞に備えるものです。
始めに能楽研究者の朝原広基さんが、古代日本の最大の内乱「壬申の乱」という歴史的事実から《国栖》という能が生まれたと話し、台本の内容を解説しました。
また、公演に出演する能楽師の森山泰幸さんは、能を盛り上げる太鼓(大鼓の誤り)の打ち方などについて説明しました。
天武天皇が都を追われ、たどり着いた吉野の地を舞台とする《国栖》は、ストーリーが分かりやすく、面白い演出の多い能だと言います。
観世流能《国栖》は3月27日に上演され、YouTubeでライブ配信も行われます。