能を代表する祝言曲 第18回能のことばを読んでみる会《高砂》
3か月に1回催しております「能のことばを読んでみる会」、次回のお知らせです。
「能のことばを読んでみる会」は、日本の伝統芸能である「能」の演目を一つとりあげ、お菓子を食べながら、一緒に、そのことば(詞章)を読むことで、能の内容に一歩踏み込むことを目指す、気楽な勉強会です。
伝統芸能の「能」の言葉は、日本文化の宝庫です。でも、なんだか難しそうで、能が好きな人でも「なんとなく」としか分かっていないことも、意外に多いのではないでしょうか。
主催者の私も同じです。この会をするようになってから、普段どれだけ能のことばを「なんとなく」読んでしまっていることか、感じることばかりです。
でも、それは「もったいない」と思いませんか? 主催者は責任をもっていろいろ話題を提供しますが、参加者の皆さんも一緒に読む中で感じたこと、思ったことなどを話しながら、より能を楽しむきっかけにできることを目的に行っています。
18回目となる今回のテーマ曲は《高砂(たかさご)》。能で《高砂》といえば「いの一番」、かつては結婚式で広く謡われ、その名残は「高砂席」などの言葉に今も強く残っています。祝言の代名詞でもあり、やはり特別視される演目です。
しかしそれだけに、却って本来の言葉の意味が知られていないようにも感じます。それを詞章にそって読んでみようという企画です。
会場は大阪・天神橋筋六丁目から徒歩10分の大阪市立大淀コミュニティセンター2階第4会議室です。当日のお越し、お待ちしております。
なお、今回は下に埋め込んだTwitterでの発言通り、金春流能楽師の村岡聖美さんが、《高砂》を演じられる前に、ゆかりの地をお訪ねになるのに合わせて企画しました。
5/26(土)の「能のことばを読んでみる会《高砂》」は、金春流能楽師の村岡聖美さんが《高砂》を演じられる前に、ゆかりの地をお訪ねになるのに合わせて企画しました。26日の昼に高砂に行き、夜に大阪で「読んでみる会」です。結構な移動距離ですが、一緒に行っても良いよという方はご連絡ください。 https://t.co/1EyRjIgkC8
— 柏木ゆげひ (@kashiwagiyugehi) 2018年4月6日
この日の昼には、兵庫県高砂市の高砂神社をお訪ねしようと考えております。こちらも同行者募集中ですので、もし良ければお申し出いただければ幸いです。
詳細
第18回「能のことばを読んでみる会」《高砂》
日時:2018年5月26日(土)18時00分~(2時間を予定)
会場:大阪市立大淀コミュニティセンター2階第3会議室(大阪市北区本庄東3-8-2 →Googleマップ)
会費:800円(会場費・資料代・お菓子代として)
主催:能のことばを読んでみる会 朝原広基(柏木ゆげひ)
申込・問合先:能楽と郷土を知る会のお問い合わせフォームのほか、朝原個人のTwitter・facebookでも受け付けています。